流れを妨げていることで起きる詰まりの現象
ユニットバスで排水したら流し台の排水口からゴボゴボ音がする原因
ユニットバスで排水した後に流し台の排水口からゴボゴボ音がする水トラブルは、一般的な不具合であり、さまざまな原因が考えられます。このような音が発生する主な原因としては以下のようなものがあります。
●排水管の詰まり
ユニットバスの排水管にゴミや異物が詰まっている場合、水が通りにくくなります。この場合、水が通り道を探して排水口から空気を押し出すためにゴボゴボという音が発生します。
●排水システムの通気不足
ユニットバスの排水システムが適切に通気されていない場合、水が流れる際に空気が逃げにくくなります。その結果、排水管内で気泡が発生しゴボゴボとした音が生じることがあります。
●排水管の設置不良
排水管が適切に設置されていない場合、水がスムーズに流れず排水口付近で水の流れが乱れることがありゴボゴボとした音が発生する可能性があります。
●排水管の変形やダメージ
排水管が変形したり損傷を受けたりしている場合、水の流れが妨げられ排水口から音が発生する可能性があります。
これらの原因を解決するためには、以下の対処法を検討することが重要です。
対処法1 排水管の清掃
排水管を清掃して詰まりを取り除きます。排水口や排水溝にゴミや異物が詰まっている可能性があるためこれらを除去して排水をスムーズにします。
対処法2 排水システムの通気確保
排水システムの通気を確保することで排水時の空気の逃げ道を確保し排水管内の気泡が減少しゴボゴボとした音を軽減できます。通気弁の設置や排気管の設置などが有効です。
対処法3 排水管の適切な設置
排水管が適切に設置されていることを確認し排水管が斜めになっている場合は、水の流れが乱れる可能性がありますので適切な角度で設置し直します。
対処法4 排水管の修理または交換
排水管に変形やダメージがある場合は、修理または交換を検討し変形や損傷があると水の流れが妨げられ音が発生する可能性が高まります。
以上の対処法を実施しても問題が解決しない場合は、水道業者に相談することをお勧めします。ユニットバスの排水システムや設置状況に関する専門知識を持つ水道業者が適切な解決策を提案し解決してくれるのでご相談してみて下さい。
排水管の詰まりが音を引き起こす仕組み
排水管の詰まりが音を引き起こすのは単に水の通り道が細くなるからではなく水と空気が本来の流れ方を失い配管の内部で圧力の変化や衝突や逆流が起こるためでありその結果としてごぼごぼという低い音やコポコポという泡立つような音や吸い込まれるような音が発生します。普段の排水設備は器具から流れた水が重力によって下流へ進み同時に配管内の空気も出入りしながら流れを安定させていますが詰まりがあるとこの水と空気の通行バランスが崩れやすくなり見えない管の中で不自然な動きが起こります。そのため音は単なる副次的な現象ではなく配管内部で何らかの停滞や圧力変動が起きていることを知らせる重要な合図と考えることができます。たとえば台所や洗面台で水を流した時にごぼごぼと鳴る場合は排水管の途中に油分や石けんかすや髪の毛などがたまり水の通り道が狭くなっていることが多く流れてきた水が一気に抜けずにいったんせき止められながら細いすき間を通ろうとするため音が出ます。この時に管内では水だけが動いているのではなく水の後ろにあった空気も押し出されたり引き込まれたりしており水の塊と空気の塊が交互に動くような状態になるため断続的な音が発生しやすくなります。つまり詰まりのある配管では水が滑らかに一本の流れで進めず空気を巻き込みながら不安定に流れることで音が目立つようになるのです。排水音が強くなる仕組みを理解するうえで大切なのは配管の中には常に空気の通り道も必要だという点です。水が流れるとその分だけ空気が押されますし流れた先では空いた空間を埋めるために別の空気が入る必要があります。ところが詰まりがあるとこの空気の移動が妨げられやすくなり水の前後で圧力差が生まれます。すると空気が無理に細いすき間を通ろうとして泡のように抜けたり逆に水の流れに引っ張られて急に吸い込まれたりするためコポコポやゴボゴボという音になります。これはペットボトルの中身を一気に出そうとした時に空気が交互に入り込んで音が鳴る現象と似ていますが排水管では見えない場所で同じようなことが起きていると考えると分かりやすいです。詰まりが軽度の段階でも音が出るのはこのためであり完全に閉塞していなくても空気の通り方が乱れるだけで音は発生します。排水トラップの近くで聞こえる音にも理由があります。シンクや洗面台や浴室の排水口の下には臭気を防ぐための封水があり通常はこの水がふたの役目をしていますが下流側に詰まりがあると水が流れるたびにこの封水が揺さぶられたり引っ張られたりして音を出すことがあります。とくに詰まりによって下流側の流れが遅くなると上流から来た水がトラップ付近で滞留しやすくなりその場で空気と混ざって泡立つような動きが起きるためいつもより大きな音になります。封水が不安定になると臭いが上がりやすくなるだけでなく音も繰り返し出るようになるため流れの悪さと音と臭気が同時に現れることも少なくありません。便器で起こるごぼごぼ音も同じ原理であり便器内部や排水管のどこかに汚物や紙類や尿石や異物が残って通り道を狭めると洗浄水が正常な勢いで抜けずに空気の動きが乱れます。その結果として便器内の封水が大きく揺れたり排水後に遅れて空気が上がってきたりして独特の低い音が出ます。しかも便器の場合は単独の詰まりだけでなく立て管や屋外の排水ますの異常でも影響を受けやすく自分の便器を使っていない時でも他の場所の排水に反応して音がすることがあります。これは建物全体の配管がつながっているためでありどこかで流れが悪くなると圧力変化が別の器具へ伝わって封水を揺らすからです。集合住宅で他の住戸の使用時に音がする場合はこのような全体の流れの乱れが関係していることがあります。詰まりが音を引き起こす仕組みには配管の勾配も深く関わります。本来排水管は水が自然に流れるように緩やかな傾きで施工されていますが途中にたるみができたり逆勾配になったりするとその部分に水が残りやすくなります。そこへ汚れが付着すると狭窄が進み水の流れが何度も止まりかけては動く状態になるため空気との衝突が繰り返されて音が出やすくなります。つまり音の原因は目立つ固形物の詰まりだけではなく配管の形状不良や沈下によってできた水だまりが背景にあることもあります。水が常に少したまる場所では油脂やぬめりや泥状の汚れが定着しやすくなるため時間がたつほど音も強くなりやすい傾向があります。通気不良も音を大きくする重要な原因です。排水設備には管内圧力を安定させるための通気の仕組みがありますが通気管が詰まっていたり通気経路が足りなかったりすると水が流れた時に空気を十分に補えず配管内が負圧になりやすくなります。すると器具のトラップや便器の封水が吸い込まれるように動きその時にごぼごぼという音が発生します。これは詰まりそのものが通気管にある場合もあれば主排水管の流れが悪いせいで結果的に通気機能が乱れる場合もあります。音が出るたびに水位が揺れるようなら空気の吸い込みが強く起きている可能性があり単なる生活音として片付けないほうがよい症状です。屋外の排水ますや主排水管の異常でも音は起こります。屋内の枝管が正常でも屋外で汚泥や木の根や土砂が詰まっていれば流れてきた水の行き先が狭くなるため建物内の器具側で空気の逃げ場がなくなります。その結果としてシンクや便器や浴室排水口で空気が逆流するような動きが生まれごぼごぼと鳴ります。この場合は複数の場所で同じような音が出やすく一か所だけ掃除しても改善しにくい特徴があります。特定の器具だけでなく家全体の水まわりで音が増えた場合は下流側の共通経路に問題があると考えたほうが自然です。音の種類によって内部の状態をある程度推測できることもあります。低く重いごぼごぼ音は水の塊が空気を押し戻している時に出やすく細かいコポコポ音は狭いすき間を空気が断続的に抜ける時に起こりやすいです。チュッと吸い込むような音は負圧によって封水や空気が引かれる時に目立ちやすくポンというはじけるような音は詰まりの前後でたまった空気が一気に動いた時に起こることがあります。もちろん実際にはこれらが混ざって聞こえることも多いものの音が変わるということは内部の流れ方が変わっているという意味であり詰まりの進行や位置の変化を示している場合があります。初めは小さな音だけでも放置すると流れはさらに悪くなりやがて水位の上昇や逆流や悪臭へ発展することがあります。排水管の詰まりが音を引き起こす仕組みをまとめると流路が狭くなることで水が滑らかに流れなくなりそこへ空気の移動不良や圧力差が重なるため水と空気が断続的にぶつかり合い配管やトラップや便器内の封水を揺らして音になるという流れです。そのため音は単なる不快な現象ではなく配管のどこかで正常な排水バランスが崩れていることを示す重要な症状であり流れはするから大丈夫と考えて放置すると内部では着実に詰まりが進んでいることがあります。したがって排水時の音が以前より大きい回数が増えた複数の器具で同じ音がする水位の揺れや臭いを伴うといった変化が見られた時は排水管の内部で水と空気の通り道が乱れている可能性を踏まえて早めに原因を確かめることが大切です。